例えば同じく「子ども」の鬱屈した内情を描いた塩田明彦『害虫』『カナリア』などを想起しつつ、しかしそういった作品と比べて本作がさほど心に響かなかったのはこの映画が時流の波に揉まれて古びてしまったからだ…
>>続きを読む複数の親子の話が絡まり合って、最後一つの地に収束していくのが面白かった。
親子といえど、言葉を交わさなきゃ理解し合えない。微妙なズレがお互いの中に積もり積もってあらぬ方向へ発展していってしまう。一…
前半はテンポよく見れたけど後半は少し失速気味で見てる方が中だるみしてしまった。
いくつかの親子関係がテーマにあって、個人的には麻生祐未パターンが自分に一番近くて共感できた。
子どものためなら会社や組…
チュッパチャプスと空き缶、自転車に凧。
それらの小物が要所要所でうまく使われ、絡み合うそれぞれの物語の演出にうまく働いている。
人間なら誰もが持つ弱さ。
どうしようもないなと思いながらも否定できない…
「犯罪者ってだけで一括りにしやがって」
『悪人』ひいては李相日監督作の起源はココだった!?
ザラついた質感と茶色い画面。今作は、李相日監督が映像学校卒業制作作品『青 chong』で獲得したPF…
李相日監督が、「青~chong~」を映画学校卒業制作でPFF4冠をとり、スカラシップで長編をとったのがこの作品。
「悪人」「怒り」と続く今や邦画界の若き巨匠の存在感になりつつあるが、まだこの作品で…
親父を殺してしまった男子高校生、組を追われたヤクザ、タクシーの運転手、家出援交女子高生、コンビニパート主婦、赤の他人の5人の人生が交差する群像劇。
人物形成が浅すぎて、こいつとあいつがどこでいつ繋…