にーやん

木曜日の子供たちのにーやんのレビュー・感想・評価

木曜日の子供たち(1954年製作の映画)
3.7
「持っていないものを補う精神力がある」
そんなナレーションで〆られるこの作品、リンゼイ・アンダーソン監督の名作『if…もしも』のDVDに同時収録されている21分の短編映画である。

冒頭、教室と思われる場所で、4〜5歳の子どもたちがおままごとに興じる可愛らしい姿が映し出される。先生が教壇に立ち、話しだすが言葉が途中で途切れ聞こえなくなる。そう、途切れてもおかしくはないと思えてしまうような1954年制作のモノクロフィルム。しかし、実はそれは意図的で…

イギリス出身の名優リチャード・バートンのナレーションで観るこの短いドキュメンタリー作品は、予備知識や期待などは全くの皆無、ついでのような鑑賞になりましたが…

凄く良かった。何なら『if…』よりも^^;w

あ、そういえば…と初めて考えたり、知ることが多かったですし、その人々の「精神力」には今更ながら、本当にに頭が下がります。

子どもたちの表情が何より素晴らしく撮られた、アカデミー賞 ドキュメンタリー短編賞受賞作品です。
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