アンメルツヨーコヨーコ

ベロニカは死ぬことにしたのアンメルツヨーコヨーコのレビュー・感想・評価

ベロニカは死ぬことにした(2005年製作の映画)
5.0
演劇的、文学的。一見すると奇想天外だけど、小難しいわけではまったくなく純粋に面白かったし、卒なく上手く生きられないサナトリウムの住民それぞれのどこか一部分が必ず他人とも重なると思う。「死と生」という極めて単純明快なテーマが首尾一貫していて所々で感情移入した。本職俳優がたくさん出ているので、プロの底力を見せつけられた。真木よう子もやっぱり凄いわ。

「なんでもあるけど、なんにもないから」

一度も自分の意思では観たことないけど、演劇を生で観てみたくなった。