ポンコツ娘萌え萌え同盟

復讐浄瑠璃坂 第一部 鬼伏峠の襲撃のポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

3.2
宇都宮藩の奥平家。
隼人に辱めを受けた刃傷事件が勃発。その後無念の切腹をした内蔵丞の息子の源八郎とアラカンの演じる剣客の左門を軸に隼人一味への復讐。………の第一部。
"浄瑠璃坂の仇討ち"の史実をベースに制作しているらしい。

vhsについてきた作品解説のリーフレットにも記載されてるが、確かに刃傷事件から復讐は赤穂事件を少し彷彿する。あれほど大規模なような気はしないけど。
ただ本作は復讐とは違った視点で観ることも出来て本作に出る女(特に菊乃)の願いとは裏腹に、衝突していく武士の体面と武家社会の価値観を観るのも一つの観方だろう。

しっかし、青年出てくる作品に対してのアラカンの立ち位置は若干他の作品でも見かける立ち位置な気がしなくもない。
何というか肝が据わっている立ち位置というか。そんな感じ。
それにしても復讐の勃発の一方で病気で寝込んでる源八郎の小屋が襲われて、結局復讐の戦火の中に巻き込まれるの、武士の世界の運命なのかもしれない。