Pandano

七人の侍のPandanoのレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
4.3
昔々に見ていたけれど…。三船さまの魅力などわからない若い頃に。
この作品当時三船敏郎34歳、志村喬49歳!、黒澤明44歳…。
戦後のいろんな思いを打破するエネルギーが集約されたかのよう。

とにかく動きが速い!
移動の速さは意志の強さにも感じられる。
百姓の集団が一つの生命体になったような。
エキストラというのか、画面の中の通行人達が一定の速度で歩くのが変な感じ、と時々思っていたけれど、同じになるには理由が必要。この映画で解決!

それから、音楽♫
はっきりとしたテーマ曲がそれぞれに与えられている。百姓たちの曲なんてロシアの田舎で圧制されてる農民さながらの暗さ… 。
私は、感情をことさら説明するような曲を付けられるのは好きじゃないけど、この早坂文雄の音楽は感情というよりも、登場人物の性格を表現し、強調しているんだー。

きっと名作って何回見ても新しい発見があるのでしょうね。
その時の自分の気持ちでも変わるだろうし。
三船さまの魅力、わかりました🤵🏻‍♂️
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