すぽんじ

七人の侍のすぽんじのレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
4.2
「人を守ってこそ自分も守れる」

○ ○
○ ○
○ ○
 △
 た

初めてパケ見た時、本気で坂口憲二かと思ってた本作。やっと観れた!!
冒頭のスタッフロールから荒ぶってる。
宮川珍男児!一万慈多鶴恵!すごい名前!
撮影期間1年という規格外スケールの大迫力カメラワークはもちろん、観た後に推しを言い合いたくなるような多彩なキャラクターが生き生きしてて良かった。

○どこまでも付いて行きたくなるリーダー・勘兵衛(志村喬)!
○心穏やかな参謀役・五郎兵衛(稲葉義男)!
○三枚目じゃない加東大介を初めてみたかも!?な長槍使い・七郎次(加東大介)!
○ユーモア大将の薪割り流・平八(千秋実)!
○杉野遥亮に見える時もある勝四郎(木村功)!
○これぞ男も惚れる漢のなかの漢、防具ゼロの凄腕剣客・久蔵(宮口精二)!
△裸エプロンならぬ裸鎧でほぼ半裸のオシャレ泥棒・菊千代(三船敏郎)!
た「野伏せり来るぞぉ」の達観した爺様もかなり好き〜笑笑

ꪔ̤̮ 初耳コーナー ꪔ̤̥‎
水飢饉= 雨が長いこと降らず、農耕や生活の用水が非常に不足する状態
野伏せり= 戦争の終結後、生きる術を無くした侍達の中で、村々を襲い略奪を繰り返す野盗と化した武士集団
野武士= 山野にひそんでいて、落武者の武具をはぎ取る、武士や土民の集団
人足= 重い物の運搬など、力仕事をして生計を立てている人。人夫
タニシ野郎=(タニシはビックリすると殻にこもるので)腰抜け野郎みたいな意
悪ずれ= 世の中で人にもまれ、悪賢くなること
しんばり棒=戸や窓が開かないように押さえておく「つっかい棒」のこと

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