ちゃそ

七人の侍のちゃそのネタバレレビュー・内容・結末

七人の侍(1954年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

農民と侍という両極端の生き方をする人々の生き方が鮮明に描かれている。生き延びるためにはなんでもする農民と、武士道に従い己の信念に基づいて行動する侍。村を守るという共通の目的があることで互いに協力するまでの過程は登場人物の個性が溢れており、観るものを飽きさせない。また、静と動のコントラストがかなり明確に表現されており、特に剣を交えるシーンの迫力は現代のものとも一切引けを取らない。
ラストシーンは特にお気に入りである。用が済めば厄介者扱いされてしまう侍たちは場所を追われる身分となったばかりでなく、仲間も失ってしまう。対照的に農民たちはその狡猾さにより安寧の地を得た。4人が使用していた剣が象徴的であり、激闘のシーンとともに心に焼きつく。
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