ばんがど

七人の侍のばんがどのレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
4.9
「人を守ってこそ自分も守れる。己の事ばかり考える奴は、己をも滅ぼす奴だ!」
畳み掛ける名シーン名セリフの数々に、3時間もの間、魂を揺さぶられ続ける。
侍を単なる聖人とせず、また百姓を単なる弱者ともせず、根深く丁寧に描き、物語に深みをもたらしている。
それでいて説教くさくもなく、キャラクターが皆、魅力的でエンターテイメント性も爆発している。
「ビフテキの上にバターを塗ってウナギの蒲焼を乗せた」とはよく言ったもので、さらに後味も(やや苦味もあるものの)爽やかなのだから非の打ち所がない。
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