ずけし67

ベスト・キッドのずけし67のレビュー・感想・評価

ベスト・キッド(2010年製作の映画)
3.9
オリジナルに続いてリメイク版も鑑賞です。

ストーリーや構成はオリジナルとほぼ同じ。
変わったところは引っ越し先がアメリカから中国になって、師匠がミヤギからジャッキーになって、カラテがカンフーになったくらい…
え? カンフーになったら原題『KARATE KID』じゃダメやないかーい?!
って思ったけど、欧米ではカラテもカンフーも大差ないのか?
…などとちっちゃいことを気にしておりましたが、オリジナルと比べてカンフーアクションは迫力増し増しだし(ウィル・スミスの息子、なかなかやるじゃん)、ドラマパートの演出も重厚になってるし、作品のリアリティが増した感じで面白かったです。
ジャッキーも良い味出してました。

ただ、ガールフレンドの娘が一歩間違えれば片桐はいり(の幼少期)みたいなビジュアルだったので、そこはちょっとビミョーだったというね。

あとオリジナルで強烈なインパクトを放っていた " ワックス塗る!ワックス取る!" のくだりや、奥義の " 鶴の技 " が別ものへ変わってしまったところはオリジナルへの思い入れが強い僕にとっては残念ポイントだったのですが、オリジナルに特に思い入れのない人やこちらのリメイク版を先に観る人は、より洗練された本作の方が楽しめるんだろなと思ったのでありました。
ずけし67

ずけし67