MACCHO

ベスト・キッドのMACCHOのネタバレレビュー・内容・結末

ベスト・キッド(2010年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ジャケットを掛ける、取る、着る、落とす、、何気ない動作がカンフーにつながっていたという瞬間、感動で涙が溢れると共に一気に引き込まれる。

大会では決勝でチョンと対決するなどの御都合主義や、仲間が勝負を捨ててドレ・パーカーにケガをさせるなどのベタな展開はあるが、それでも人生のどん底で這い上がることを選ぶドレの姿に涙が止まらない。

顔が癖になっちゃってるというくだりは笑った。

絶望した時に立ち直れるかは自分次第というフレーズは、心に残る。
気を強く持って自分で立ち直らなければならないということで、現実の厳しさを感じる言葉でもある。

シェリー・パーカーの大袈裟とも言える程の大きな歓声やリアクションが、盛り上げに一役買っている。
その様は、“リアル・スティール”を髣髴とさせる。

最後にドレが勝ったあとに、相手の門下生が礼儀良く挨拶して終わるのも良い。
師範はともかく、子供達に人の心があったことが分かって喜ばしい。

作品を通して、ドレが一人前の男に成長していくのを感じられるのが良い。

冒頭のDo You Rememberからそうだが、使われてる音楽もテンションが上がる。

少し中国語の勉強になるのも良い。「物极必反」は良い言葉でもある。
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