ちゃんたけ

夕陽のギャングたちのちゃんたけのレビュー・感想・評価

夕陽のギャングたち(1971年製作の映画)
4.5
舞台は20世紀初頭のメキシコ。
山賊のファンが、ひょんなことから革命の英雄に。ここまでは面白おかしく観ていられたが、話のスケールが大きくなるにつれ、裏切りや友情そして革命の代償等、涙無くして観られなかった。

ファンが相棒のジョンに自分の革命観を伝えるシーンがある。「革命だと!?俺に革命の講釈を垂れるのは、よしてくれ!字の読める連中が字の読めない奴を唆し、その結果どうなった?字の読める奴は優雅にお喋りをし、字の読めない貧乏人は死んだ、全員だ!」。革命ごっこに対する怒りと諦念が入り混じった表情で一気に畳み掛ける。運命の悪戯なのか、皮肉にも、その表情は革命家そのものだった。

他人を許すことが出来るか、それがテーマだったように思う。音楽は相変わらず、良い
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