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青空娘のkazu1961のレビュー・感想・評価

青空娘(1957年製作の映画)
4.4
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-533 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋これぞ昭和のザ・青春&ヒューマンドラマ!!戦後12年ということでは少し時代は早いかもしれませんが、私の知るまさしく昭和のザ・青春&ヒューマンドラマです!!和製シンデレラ物語とも言うべき源氏鶏太の連続ラジオドラマを原作にした作品だけあって、観終わった後の多幸感がいっぱい、どんな不幸な境遇であっても全て明るく爽快に跳ね飛ばしてしまう若尾文子の溌剌さにやられてしまう作品です。

🖋️本作は、増村保造デビュー2作目の作品。監督増村保造、脚本・白坂依志夫、主演・若尾文子のゴールデントリオが初めて組んだ作品です。まだまだあどけなさが残る若尾文子の溌剌とした快活な演技と、情緒を抑えたモダンでスピーディーな演出で素晴らしい作品に仕上がっています。デビュー2作目ですが、私の中では増村保造作品では最も好きな作品!!

🖋️若尾文子演じる主人公・有子だけでなく、有子を愛する恩師の菅原謙二、御曹司の息子の川崎敬三たちも明るい。前述のように戦後12年ということを考えると明るく生きることが一番大切な時代だったかも知れません。

🖋️どんな困難にも明るく快活に生きる若い女性を朗らかに描きながら、素直に心に訴えかけ、感動をもたらしてくれる素敵な作品です!!

😌Story:(参考: Amazon)
伊豆の祖母に育てられていた有子(若尾文子)は、祖母の死を機に上京し、父の許へ赴くが、そこで継母(沢村貞子)から女中のような扱いを受ける。しかし彼女は、かつて美術教師の二見(菅原謙二)からいつも青空のように明るく生きることを教えられていた…。

🔸Database🔸
・邦題 :『青空娘』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 1957
・日本公開 : 1957/10/08
・上映時間 : 88分
・受賞 : ※※※
・監督 : 増村保造
・脚本 : 白坂依志夫
・原作 : 源氏鶏太
・撮影 : 高橋通夫
・音楽 : 小杉太一郎
・出演 : 若尾文子、菅原謙二、品川隆二、八潮悠子、穂高のり子

🔸Overview (映画. com)🔸
“明星”連戴、“ラジオ東京”連続放送劇である源氏鶏太の原作小説を「くちづけ(1957)」のコンビ白坂依志夫が脚色、増村保造(監督第二回)が監督した、一人の娘の物語。撮影は「九時間の恐怖」の高橋通夫。主演は「夕凪」の若尾文子、「穴」の菅原謙二、「稲妻街道」の品川隆二、「真昼の対決」の八潮悠子、「夜の蝶」の穂高のり子、川崎敬三、「愛すべき罪」の藤田佳子、「幻の馬」の子役岩垂幸彦など。色彩は大映カラー。
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