にへー

青空娘のにへーのレビュー・感想・評価

青空娘(1957年製作の映画)
3.8
祖母の家で暮らし田舎の高校に通う有子(若尾文子)は、卒業後に東京に住む両親と暮らす事になっていた。
しかし倒れた祖母は死に際に、有子は父親と愛人の子供だと告げられる。
それでも東京に向かう有子だったが、苦難が待ち構えているのだった……

若尾文子主演の爽快青春物。

若尾演じる有子には色々と苦難が待ち構えているのだったが、それを物ともぜず明るく突き進む。

アイドル映画的なテイストだけど、この時代の若尾文子に合ってる。少々恥ずかしい台詞も出て来るのだけど、若尾文子が言うと(時代感のせいもあるけど)許せてしまう。

後にドロドロな人間関係を若尾に沢山演じさせる事となる増村保造監督だけど、若尾との初タッグである今作は爽やかで素敵。

若い若尾文子をカラーで見れるのも魅力の一つ。

煮え切らない二見先生や、有子に好意を寄せる青年広岡もいいキャラだ。
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