不死鳥の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『不死鳥』に投稿された感想・評価

女学校時代の回想もきっちり演じる田中絹代38歳。開戦まもなくデパートの屋上から通りのパレードを見下ろす場面が華やかなムードが良い。学生帽の佐田啓二の可愛らしさでこちらも気がおかしくなりそう。田中絹代…

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似太郎

似太郎の感想・評価

4.0

佐田啓二のデビュー作。リッチな戦争未亡人(田中絹代)の回想形式で語られる「人を想う心」を描いた木下恵介らしいヒューマンな味わいの深い逸品と言える。

時代が変わっても愛する人への痛烈な思いが胸を打つ…

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ベタベタの大ベタなんだけど今でも共感はできるし胸キュンポイントもわからなくもないので恋愛と別れは一生不変のテーマなんだろう。
セリフなら「じゃあ何を見つめていれば良いのかしら」の下りが一番好き。
シ…

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我路

我路の感想・評価

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松竹
2009年11月13日 シネラ
佐田のデビュー作
若々しい佐田に比して、30代後半の田中は少し無理ある。

16㎜フィルム上映
rtrs

rtrsの感想・評価

5.0

暗い気持ちになりそうでずっと観ていなかった作品。田中絹代と佐田啓二の心が綺麗で、社会不適合な自分が惨めになった。1947年の日本人の気持ちに寄り添えば、ハッピーなクライマックスだと感じた。終戦直後の…

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佐田啓二×田中絹代。甘い甘いメロドラマ。夫は戦死してしまったのに、男性の側の家に居続けるってもっと辛いと思うけれど...
小理屈監督とルサンチマン女優、どっちも苦手なはずなのに、組み合わせると逆にイケるものかもしれない。あるいは佐田啓二や金持ち描写が大きなプラス要因かもしれない。

明らかに中年の田中絹代さんとピチピチイケメン佐田啓二のラブストーリー、昔の映画の強引な年齢設定いいよね。おぼこい女学生のくせに何もかも知り尽くしてるような凄みがあるもんね。たまに人殺しそうな目をする…

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フラッシュバック(回想)が断片的に多用される展開は面白かったかも知れないけど、自分が木下映画に期待するモノが無かった。
あんまり田中絹代が役に合ってない気がする。最後の超熱演は凄いが、必要だったかというと…木下惠介の中では微妙な一本かも。
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