ゆみモン

不死鳥のゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

不死鳥(1947年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

1947年、終戦から2年目の公開。
“もう戦争で愛し合う者が別れるなんて御免だ”という監督の想いが伝わってくる作品。
戦争未亡人となった女性(田中絹代)と、亡き夫(佐田啓二)との在りし日の恋愛関係が、回想としてひたすら清く美しく描かれる。
実際は、田中絹代は佐田啓二より十数歳年上だと思うが、田中絹代は三つ編み女学生の時代からを違和感をものともせず?演じきっていた。
いくら子どもが生まれていたとしても、死亡した夫の実家で暮らし続けるのはかえって気詰りてはと思うのだが…。それは現代の人間の考え方なのだろうか?