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2046のyayouのレビュー・感想・評価

2046(2004年製作の映画)
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欲望の翼と花様年華との繋がりは、私の頭の中を混乱させるが、その関係性には意味があって面白い。でも難しい。

 穴に秘密をささやいて土で塞ぎ、永遠に封じこめる。(花様年華)

トニーレオンは相変わらずキザな台詞を言うのが似合ってるし、カッコいい。でも花様年華ではプラトニックで紳士的だったのが、この映画では、やらしさと身勝手さが滲み出ていて少し嫌だった。しかし、それもその頃の時代背景や、人間の愛と汚れた部分を描いているのか、花様年華を見たときの雰囲気だけしかつかめない感覚とは違って、人間味とリアルさを感じられた。小説の世界アンドロイドとの対比もあるのか。
チャンツィー、フェイウォンはそれぞれ美しく魅力的だった。

キムタクがこれらの映画の世界観に合っているのかはわからないけど、急に親近感がわいてくる。冒頭と所々にでてくる日本語の違和感と、安心感。

やはり画面の色の対比が美しく、いつも緑と赤が印象的だなぁと思う。

2046、2047
1224-1225ゾーン
日にち、時間、時刻 作品においていつも意味深で難解。

ハッピーエンドの方法がわからないチャウ(トニーレオン)はやっぱりキザで優しくてかっこよくて、悲しかった。
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