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柔らかい肌のnuのレビュー・感想・評価

柔らかい肌(1963年製作の映画)
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ランスでの夜のシークエンスが一番好き。ピエールが窓を隔てたところにいる二コルのことを心配しながら、目の前にいるおしゃべりな友人の相手をしなければならないのが、緊張感と笑いの両方を引き起こす。フランソワーズ・ドルレアックが映る度にその美しさに息を飲む。しかし、全体的に物語はいたって普通の不倫ものに過ぎない。不倫に関する映画はメロドラマになりがちだが、残念ながら今作もその典型から抜け出せていない。映像の質の高さでは拭いきれない欠点であると感じる。
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