うさどん

掌の小説のうさどんのレビュー・感想・評価

掌の小説(2010年製作の映画)
3.8
本日の巣ごもり鑑賞。
川端康成の短編集『掌の小説』122篇の中から4作品をオムニバス形式で。
それぞれ短い原作を、叙情的、耽美的な川端文学の世界を殺さないように丁寧に映像化されていて、心地よい。
個人的には「有難う」が一番気持ちよかった。
観終わったあと、改めて4作品を読み返し、更に心地よくなって幸せ。
川端康成作品を沢山読んでから観れば高評価に、読まずに観るとかなり厳しい評価になるかもしれないオムニバス。