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パラノイドパークのKingLeoのレビュー・感想・評価

パラノイドパーク(2007年製作の映画)
3.5
ガスヴァンサントと言えばなポートランドが舞台の映画。いいね!あのダウナーな気分にさせる雨!田舎の溜まり場パーク、ポートランドぽい!
テールを弾くカンッという乾いた音。多分大多数の人かノイズにしか聞こえないであろうガーッというウィールがアスファルトを走るプッシュする音。いつ聞いても心地よい。ワクワクする。

こういう子いたなあ。パークの隅で座って眺めて、たまに滑るんだけど、また座って、でもいつも良く来る。カッコはスケートブランドに身を包み、形から入ってるはずなんだけど垢抜けない、なんかチョイスが違う。
でもだ、映画内でも一応この子は陰で練習してキックは乗れるくらいではあるんだ。何百回、何千回と飛んでんだ、あいつは。経験者ならわかると思うが、一見スケーターって、ストリートでイリーガルな事もしちゃうし、チャラい印象かもしれないが、クソほど努力家だ。乗ってみたらわかる。簡単には出来ないから。まあ、努力家とはいえチャラい事に変わりはないのではあるけどね。
言いたい事、突っ込みたい事は山ほどあるが、まあスケボーを題材にした映画はあまりないのでそれだけで良い。無粋だ!スケボーにもっと市民権を!

※作中に出てくるパラノイドパークは実際にポートランドのlocal達が無許可で作り始めた、Burnside Skateboard Park どこの国、どこの街でもスケートボーダー達は無許可で作ってまうんやな。その背景には市が許可してくんない、作ってくれないからってのもあるんだけどね。DIYスピリット溢れるパークや。
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