アーモンドフィッシュ

トゥームレイダー2のアーモンドフィッシュのレビュー・感想・評価

トゥームレイダー2(2003年製作の映画)
3.4
アンジー版『トゥームレイダー』シリーズの第2作目。かなり昔ですが、シリーズの第1作を探しにTSUTAYAに足を運んだ時のことが頭をよぎります。そこにあったのは第2作だけで、第1作はどこにもない不思議。店員さんに聞くと、そもそも1作目はソフト化すらしてないとのこと。もしかして、版権の問題で消えちゃったのかな?と長い間、小さな謎を抱えていたわけです。

で、この作品なんですが、今作も例に漏れずインディ・ジョーンズ風のシーンが随所に散りばめられており、つい比較しちゃいますね。物語自体はパンドラの箱をめぐる壮大な冒険で、悪の組織との戦いが描かれている。まぁ、全体的にはかなり楽しめたんだけど、パンドラの箱の扱いがちょっとなぁと思います。もう少し神秘性があったらなって思いました。レイダースの「失われたアーク《聖櫃》」みたいに、超古代の雰囲気が伝わってくるといいのになぁと。スピルバーグ作品と並べてみると、やっぱりその差は歴然としていますね。ハムナプトラがある程度その描写に成功してるから不可能ではないとは思うんですけどね。でもサメが出てきたので、テンション爆上がりになりました!!もしかしたら、トゥームレイダー2はサメ映画にカテゴライズしてもいいかも?知らんけど

ララ・クロフトの独立心溢れる女性像は、本当に多くのファンの心を掴んで離さないのでしょう。特にアクション映画の中で女性がどう映るか、っていう新しい視点を提供してくれたと思います。ジョリー自身の身体能力とその役への献身が、ララ・クロフトというキャラクターをアイコニックな存在に押し上げたんだと思います

アンジー版『トゥームレイダー』がここで終わりっていうのは、本当に残念。最低でも3作は観たかったなぁ。続編が作られなかった理由、ちょっと気になりますね