映画ケーン

ガバリンの映画ケーンのレビュー・感想・評価

ガバリン(1986年製作の映画)
4.3


深夜12時になると、その家には色んな怪物が出るのだった…



ベトナム戦争退役軍人のホラー作家ロジャー・コッブはベトナムでの経験に基づく小説を書く為、死んだ叔母の家で執筆を始める。しかし、家からは何やら物音が聞こえるのだった…

家の中から異世界に入って行くと、ベトナム戦争に繋がる、ってプロットは興味深い。

前半は少しダルいけど、後半が滅茶苦茶楽しい。

クライマックスでラスボスことベン(ベトナム戦争時に一緒に居た奴)がゾンビ化して出てくる。アクションは大した事ないんだけど、朽ち果てたゾンビの造形が素晴らしくて動いているだけで超楽しい。

そのホラー要素の怪物だとか、家の中の異世界みたいのは、「実は壊れた家族関係の修復をもたらす」って作りが超上手い(そこまで考えてるのかは分からないけど)。
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