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男の世界のmichiのレビュー・感想・評価

男の世界(1934年製作の映画)
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変なタイトルだなーと思ったけど、幼馴染がギャング対検事の間柄になる男の友情を描いた熱い話で、まあ納得。原題もよくわかりません。

検事は親友の犯罪にどう対応するのが正しかったのか考えても答えが出ない。検事としてはあれが正解だけど、殺人の動機を踏まえるとその後の選択はそれで良かったのか、とか。ブラッキーが飄々とした態度を貫くのが救いか。一方で揺れる検事ジムには良い印象がなかった。奥さんに出て行くと言われてやっと動き出した感じだし、最後も結局奥さん頼り。エリートとして持ち上げられて生きてきて、プライドが高い。

一瞬電灯が暗くなるという方法で決定的な瞬間を表現するのが恐ろしい。

クラーク・ゲーブルはアウトローが似合う。しかしミッキー・ルーニーがクラーク・ゲーブルに進化するのはちょっと…??
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