アキラナウェイ

マイアミ・バイスのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

マイアミ・バイス(2006年製作の映画)
3.4
昔はコリン・ファレルのごんぶと眉毛と"俺、イケてる"ドヤ顔が好きになれなかったけど、彼が年齢を重ねる毎に、人情が垣間見える情けない役を演るようになって、どんどん好きになってきたので、2006年公開のこちらを。

1984年から1989年にかけてアメリカで放映されたTVシリーズの映画化。

監督はマイケル・マン。代表作は「ヒート」「コラテラル」と、名は体を表すと言うべきか、硬派な男を撮らせるならこの人だよね。

中南米に最も近い密輸中継基地で犯罪都市のマイアミ。合衆国司法機関の合同捜査の情報が漏洩している可能性があると判断したFBIは、マイアミ警察の特捜課(バイス)の潜入捜査官ソニー(コリン・ファレル)とリコ(ジェイミー・フォックス)に、大物麻薬ディーラーの組織への潜入捜査の協力を依頼する—— 。

潜入捜査(アンダーカバー)モノの、緊張感は格別。

もう、何せソニーとリコのカッコ良さったら!!コリン・ファレルとジェイミー・フォックスのフェロモンがダダ漏れなんだが!!

大物麻薬ディーラー、モントーヤの愛人イザベラ(コン・リー)と恋仲になるソニー。ダメだって、ソニたん。潜入捜査で色恋沙汰は命取りなんだって。プロならわかるでしょうよ。

でも、フェロモンダダ漏れ。

リコはリコで、同僚トゥルーディー(ナオミ・ハリス)と職場恋愛。シャワールームでムキムキのジェイミー・フォックスとバインバインのナオミ・ハリスがチュッチュするのよ。

また、フェロモンダダ漏れ。

ちょっとお二方のラブロマンスがテンポを悪くしている感はある。

トゥルーディーが拐われる展開も良いし、ラストの銃撃戦も薬莢がちゃんと出ていて良い。でも、何せ闇夜の中でのドンパチは見えにくいし、迫力に欠ける…。

バディものを期待するも、お互いがお互いの恋愛に夢中になっちゃっているので、ソロ活動が多い。恋愛パートを少し削って120分以内にして、もう少しテンポを上げて欲しいかなぁ。

冒頭流れるリンキン・パークの「Numb」がカッコ良くて痺れた〜!!