こっふん

ウィズネイルと僕のこっふんのネタバレレビュー・内容・結末

ウィズネイルと僕(1988年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

2024年 58本目

1969年、ロンドン。
役者志望のウィズネイルと僕はゴミ屋敷のようなアパートで同居している。
仕事はなく現実に絶望しており、酒浸りのどうしようもない生活を送る。
2人は郊外でリフレッシュするため、ウィズネイルの叔父モンティの別荘へ行く。
そこでその日暮らしをしていると、ある日モンティもやって来る。
僕は彼に襲われることを恐れて早く帰りたいとウィズネイルに頼み込むが、その夜化粧したモンティに襲われてしまう。
実はウィズネイルは別荘を借りるため、モンティに僕がゲイだと嘘をついていた。
僕はウィズネイルのことを愛していると屈辱的な嘘をつきその場を凌ぐ。
翌朝モンティは別荘を去っていた。
僕の役が決まりそうだという知らせが届き、2人はロンドンへ戻る。
僕にはちょい役が与えられると思っていたが、なんと主役を得た。
僕はアパートを後にし、ウィズネイルと袂を分かつ。

・序盤は不衛生な水回り、ウィズネイルのライターオイルがぶ飲み等の奇行に圧倒されて、嫌いな映画かもと思った。
・2人ともめちゃくちゃ気が小さい。発情期の牛との格闘は笑える。
・ワイパーが助手席側だけしか動かず、ウィズネイルの口頭ナビで車を走らせるシーンも好き。
・ダニーの尿検査用の道具は全然役立たない。
・ゆっくり観れるのがいい。目の前で起こっているどうしようもないことを楽しむだけ。
・ウィズネイル、ダニー、モンティ、ジェイク等変人しか出てこない。最高。
・ラストは、ああ見えてウィズネイルも僕のようにどん底から抜け出したいと願っているんだなと感じた。僕に嫉妬している感じがないのがまた悲しい。
・散々あほやな〜と思わせといて、最後はしんみりする感じもいい。
こっふん

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