ツイ・ハーク監督の時代劇ロマン超大作！
ドニー・イェン、レオン・ライ、ラウ・カーリョン主演。
乱世の世、朝廷の圧政に立ち向う七人の剣士の戦いを描いた作品です。
オープニングから、ファンキーな刈り上げ入れ墨女が、空飛ぶギロチンを投げて、首を掻っ切るシーンがあり、ジミー・ウォング作品を思わせたりと、キワキワなんだけど、そのシークエンス以外は、盛り上がりに欠けた冗長な作品になってました。
七人の剣士の持つ剣には、それぞれ特徴があり、それぞれの個性を活かした戦いが繰り広げますが、ツイ・ハーク監督アクション演出が、今作では不発に終わった感じです。
ドニー・イェンが折角出演してるのに、そこまで存在感も無いのが残念。
ジャッキーの『酔拳２』で監督を務め、フク・マンケイ役で知られる伝説のカンフースター、ラウ・カーリョン師父の遺作でもあります。
153分の長尺も、これと言ったスペクタクルがなくて、ちょっと退屈しちゃったかな。
ツイ・ハーク監督は、香港のスピルバーグと呼ばれており、タランティーノがお気に入りの『刀／ブレード』や文句なしの大傑作『ワンチャイ』シリーズなど、時代劇の巨匠です。
近年でも、チャウ・シンチーとのコラボの『西遊記2 妖怪の逆襲』で知られてます。
そして、ジャッキーとのコラボ『ツイン・ドラゴン』の様なアクションコメディや、『男たちの挽歌』のプロデュースもやっていたりと、相当ハイスペックな映画人！彼無しに香港映画の隆盛は無かったと思う。
興味ある方は、是非彼の作品を見て頂きたいですね。
