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赤ちゃんに乾杯!のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

赤ちゃんに乾杯!(1985年製作の映画)
3.3
本国フランスで大ヒットしたコメディ。
監督・脚本はコリーヌ・セロー。
後にハリウッドで「スリーメン&ベビー」としてリメイクされた。
独身生活を満喫している三人の男性が赤ちゃんを育てることになって、悪戦苦闘しながらも"母性愛"に目覚めるお話。
原題: 3 hommes et un couffin (1985)

フランスのパリ。
広告代理店で働くピエール(ローラン・ジロー)、漫画家のミシェル(ミシェル・ブジュナー)、フライトアテンダントのジャック(アンドレ・デュソリエ)の3人は、アパルトマンをシェアし、たくさんのガールフレンドと付き合う優雅な独身生活を謳歌していた。
ポールから"日曜日に届く荷物を木曜日まで預かってくれ"と頼まれたジャックが仕事(続けて休暇)で飛び立った日曜日の朝、
ピエールとミシェルは、部屋のドアの前に置かれた揺りかごの中に、生後6ヶ月くらいの赤ちゃん(マリー)が入っているのを見てビックリ。
ジャックの元ガールフレンド、モデルのシルヴィア(フィリピーヌ・ルロワ=ボリュー)の手紙が添えられ、"ジャック、私たちの愛の結晶です。6カ月間ニューヨークへ行っているので面倒を見て下さい"と書かれていた。
木曜日になり、ジヤックが頼まれた荷物が実は別の物だったことが分かり、2人は警察から目を付けられることに…。

2ヶ月後、騒動を何も知らないジャックが戻り…。

6ヶ月後、シルヴィアがニューヨークから帰ってきて…。

~その他の登場人物~
・薬剤師(アニク・アラーヌ)
・ベビー・シッターのラポン夫人(ドミニク・ラバナン)
・ジャックの母

「俺が神で世界を造るならイヴの肋骨からアダムを造った」

男同士がいがみ合うフランス特有のシーンがちょっと多すぎるが、ミシェルとマダム・ラポンとの掛け合いなど男性と女性とのやり取りが面白い。
男たちのあたふた模様が話題になりましたが、本当の見どころは母親に子どもを返してから。育児から解放され独身貴族に戻ったのに、3人は生きる気力を無くして傷心状態になる。ラストはちょっとホロッとさせられます。
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