ナチの教官だった老人と、その秘密を知り脅迫を掛ける青年。
微妙に入れ違う立場の中で、お互いの駆け引きを見る。
とにかくナチだった過去をもつイアン・マッケランが怖い。
迫害の記憶が蘇ったときの軍服着ての行進なんか、完全に目がいっちゃってるよ(笑)
ここから徐々に少年を支配していく。
猫をオーブンで丸焼きしたり、過去を知る男に制裁。
そこに少年を巻き込んでいこうとする。
対するブラッド・レンフロも悪魔が乗り移ったかのように豹変するラストがいい。
そして全編に渡ってホモセクシュアルな香りが渦巻いている。
考えてみればイアン・マッケランにブライアン・シンガーと、ゲイな人間たちが多くいるのも影響しているのか。