一時期日本でも人気だったブラッド・レンフロとイアン・マッケラン共演作。スティーヴン・キング原作。
ホロコーストにのめり込み元ナチス高官の老人クルトを見つけ出して脅迫し彼にナチスの制服まで着せる少年トッド。トッドもトッドだが、当時のあれこれをトッドに語っているうちにクルトもまた忘れていた殺戮の狂気を呼び戻していく。人を殺したい欲望を日毎に募らせていくクルト。
そしてクルトは心臓発作で入院、隣りのベッドにいた老人がクルトの顔を見て凍りつく。看護師に縋って声を上げて泣く老人の腕には…。
イアン・マッケランの演技が素晴らしいのは勿論だがブライアン・シンガー監督の手腕も。
監督はこのあと″X-Men″を世に出すことになるのです。
