このレビューはネタバレを含みます
じわじわ怖くなるホラー。頭の良い主人公は自分をハイスペだと思っていて、たまたま見つけた戦犯を最初は好奇心だけで追いつめてみる。それはただの弱い者叩きという幼稚な考えだったがホロコーストの話を聞いていくうちに若さが故にどこか感化されていってしまう。
お互いの危険性に気づき、突如情報を巡る駆け引きゲームが始まってしまい、元々合理主義っぽかった主人公が他人への攻撃もそれが合理的なら許せる人になってしまう。
倫理観が違うと言う怖さもだけど、素直過ぎる子どもの吸収力も怖い。