ローマのシーンが目当てだったけど、やはり豪華。少ししか出てこないのに現代篇よりもこちらの方が金かかってるんじゃないかと思ってしまう。ホールを上から映すアングルも良かったし。アルマ=タデマのアトリエの写真に似てた。弁護士にも批判されていたMythology and Misogyny的なこの時代に流行った喩えについてはもう少し考えてみたい。『男性と女性』『十誡』と共通する、現代と古代を並置する作り方。最初のパーティーシーンは《ヘリオガバルスの薔薇》では?剣闘士の片方の兜はまんまジェロームだったし、侵入してくるゴート人だかゲルマン人だかの棟梁の兜はニーベルンゲンのハーゲンっぽかった。意識してるのかな。