商業映画との決別を宣言し、ゴダールを中心に結成された政治的映画を製作する集団=ジガ・ヴェルトフ集団による第五作目。
いわゆる「ゴダール、政治の時代」
手元だけを映した食事風景や後頭部のみを映したカッ…
本当に難解な実験的な映画と感じる。革命に参加したマルクス主義者の女子大生が自らの思索の話。
四部構成で、第一部から第四部、現象提示、自己分析、検証、まとめ、との感じ。同じことを繰り返し、違う角度か…
「家庭」とか「労働」といいつつ、構図がキメキメなので面白い。
真っ赤なベッドに座った女が、足元に並んだ本を「誰が触ったの?」と文句を言いながら整理し直す。本の並びから女の座り位置から構図が完璧だ。
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あ、これ知ってる…って思ったら2017年2月にも記録してた。思い出した。何が面白くて東中野の「ゴダールと政治」特集にわざわざ出かけてたんだろうあの時。今以上に何も分からないくせに。ゴダールの撮るイタ…
>>続きを読むマルクス主義のブルジョワ構造を組み込まれた女子大生の矛盾を見つける話。知らず知らずのうちにイデオロギーってくっついているもので無意識だからこそ自分を振り返らないと気づけないんだろうな、面白かったんだ…
>>続きを読む字幕翻訳:寺尾次郎
赤と黒、実践と理論の反復により、生活と政治的主張のはざまにある矛盾が浮き彫りに。これぞ編集の力、イデオロギーだと感じた。
本能的に好きだしわかりやすい方だったとは思うけど、理解し…
映画の形而上の部分を弁証法的に思考してみようという試み。
政治の話のフリして、ど真ん中にさりげなく黒画面を捏造してくるあたりがゴダールっぽい。
実際に途中まではそれを単なる間くらいに思っていたわ…