けーはち

アクシデンタル・スパイのけーはちのレビュー・感想・評価

アクシデンタル・スパイ(2001年製作の映画)
3.2
健康器具のセールスマン、亡き父の後を追ってスパイに?──気づけば大きな陰謀の渦中に居る出自不明な男の巻き込まれスパイ・アクション、という趣向はボーン何某よりも先んじる。香港からソウル、イスタンブールへと世界を股にかける展開は豪華だがソリッドなサスペンスではなく香港映画のノリでフワッと進行。M:Iやらスピードやらを拝借したアクション・スリラー部分も何とも洋画の劣化コピー感は否めず。さすがに J・チェンの健康器具実演販売からの流れるようなコミカル生身アクションは楽しいし、トルコ風呂からの大事な所を隠しながら全裸アクションは007にもイーサン・ハントにも出来ない絶対的な独自性、ってことでイイのか?😥

日本で売れた後のビビアン・スーがヒロインとして出演しているが、敵ボスに重度のヤク中にされており、主人公を何となく誘惑して彼を激昂させるためだけに早々に事切れてしまう。脚本はもうちょいどうにかならんかったのか。