ミミ子ちゃん

マディソン郡の橋のミミ子ちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

マディソン郡の橋(1995年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

よすぎる泣きすぎた
不倫がだめとかそういう話をしてないんだよこっちは
メリル・ストリープのお芝居良すぎた、可愛すぎた 面白くて笑うところも本当に楽しそうに豪快におもしろそうに笑うし、怒ったり泣いたりも幅がちゃんとすごくてでも説得力があって
すべてが生きている

雨の中再会するシーンえぐい 隣に夫いるけど外に飛び出しそうになってでもできなくて苦しすぎた 善悪とか倫理観とか理性とか、

すてきな座組、プロフェッショナルで魅力的でレベルが高すぎる、監督も役者も好きになってしまった



初恋のような、というのがほんとにしっくりくる 出会いからずっと気にしてるのがほんとにかわいい 田舎に生まれたフランチェスカは諦めるしか選択肢がなかった

繊細さ 交わす言葉、表情、親密感で惹かれ合う2人をあらわしてる
うちに秘めた官能性がある
物語の順番通り撮った、役者同士が感じる最初のぎこちなさを活かしたかったから、始まるまでじっくりは話さなかった
出る作品のジャンルが反対だったから魅力を感じて、その気持ちはスクリーンに伝わった
主演2人の相性の良さ
努めて親しくする2人の姿は心地よかった
深く愛し合っている説得力
善良な夫と寂しい妻
娘役の役者が遅れて到着して緊張してたらメリル・ストリープ本人が庭を横切って、娘にあわせて!と言って強引におろしてハグして母親のように接した、ほんの数分でお別れ、フランチェスカが去ったようだった、母親は死んだのだ、という感覚が冒頭にうまく働いた
屋根付きの橋のある地域の結びつきは強く彼らの生活にロマンを生んでいる
ほぼ1、2テイクで終わり、メリルは何度も感情を高めなくていいと喜んでた
カットが長くても演技がしっかりしていれば観客は飽きない、長回しでゆったりと編集してある
優秀な監督ほど監督されている感覚を与えない、窮屈に感じない、好きに演技できた、と思っていたけど巧妙に操られていた
クリントは、台所のシーンの感情を露わにする自分の素晴らしい芝居を編集でカットしていた、彼はそれがない方が物語がうまく伝わるとわかっていた、洗練された選択だと思った