トルナト-レ(この方の名前を聞く度に、クスッと笑ってしまいます)監督って、本当に活劇時代を巧く表現しますね♪
ゲイに悩む男性、娘のオーディションを体で買う母親、アメリカ兵と寝たと汚名を着せられた女性など、一見平和そうなシチリア島の人々だが、主人公の詐欺師ジョーのカメラは人々のドラマを写し取っていました。
次々登場するシチリア島の人々が、カメラに向かって自分の真実を語って行くその数分は、まるで彼らがこの映画のスターであるかの様に。
人の数だけドラマがある、そしてジョー自身のドラマは、とてもとても切ないものでした。