スローモーション男

暗黒街の対決のスローモーション男のレビュー・感想・評価

暗黒街の対決(1960年製作の映画)
4.2
「暗黒街」シリーズ2作目

「独立愚連隊」を成功させ、作家性が完全に出た岡本喜八タッチで面白かったです!

汚職刑事とヤクザが絆を深めながら敵対組織を摘発していく。彼らが探しているトランクとは?

前作よりコメディ、シリアス、アクションが格段とパワーアップしカット割やカメラワークも全盛期のころのように。

三船敏郎、佐藤允、中丸忠夫、天本英世など常連組もいいです。
まるで日本が舞台のように見えないのも凄いですね。

また強い権力に立ち向かっていくあたりも作風が出ていてよきです!

ラストシーンも「LAコンフィデンシャル」のような男の友情と銃弾の舞う美学を描いてくれて感動しました。