PARADISO

暗黒街の対決のPARADISOのレビュー・感想・評価

暗黒街の対決(1960年製作の映画)
3.5
2019年1月6日 レンタルDVDにて鑑賞。

大藪春彦の小説「血の掟」を岡本喜八が映画化。
暴力が支配する都市に左遷されてきた汚職刑事と訳ありの元ヤクザの奇妙な友情を軸に、乾いたタッチと独特なユーモアで裏社会での非情な攻防を描いた作品。

先ずカラー作品であった事に驚く。(『独立愚連隊西へ』と同じ年に製作されていたので)
王道なストーリー展開の中にも随所随所にコメディ要素が散りばめられ、テンポよく進んでいくのが喜八流。
中でも、殺し屋なのに雇い主が経営するキャバレーで歌を歌わせられる、ミッキー・カーチス、天本英世らの姿が抜群に素晴らしい。
PARADISO

PARADISO