喜連川風連

暗黒街の対決の喜連川風連のレビュー・感想・評価

暗黒街の対決(1960年製作の映画)
3.0
今と明らかに「カッコいい男」の定義が違う。

この時代、外見のかっこよさとは別に、美学・スタイルにこだわる。

スナックでのタバコ。タバコを吸いたい時にサッとマッチを出す気づかい。義理と人情。

舞台設定や車の撮影、内容は陳腐ではあったが、岡本喜八が誇る高速カットバックを大いに楽しんだ。
極端なところでは
「ちきしょう」のセリフが
「ちき・・・」の部分でカットが切られており、気持ち良さと監督のせっかちさがたまらない。

誰かが話せば、リアクションがきちんと撮られており、参考になる。
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