寿都

ギターを持った渡り鳥の寿都のレビュー・感想・評価

ギターを持った渡り鳥(1959年製作の映画)
4.2
小林旭。名前をたまに耳にするが何者なのか、顔も代表作も知らず、演歌歌手かな?くらいの認識だった。映画を見終えて検索したらますます深まる謎w

なかなかにすごく良い染みるギターを弾きます(本当に弾いてるよね?)。甘い歌声。タイトル通りわりと何処へでもギターを持って行き歌いますが、意外と、ぷっwって感じじゃなく、これが自然でサマになってて憧れすら抱いてしまいます。ギターひとつで旅をする身軽さ(荷物ゼロ)。流しでお金も稼げちゃうわけですね。異様に上手いからね。正体は元刑事w いいよなぁ、これ以上に素敵な旅があるだろうか。革ジャンは丈夫で真冬でも暖かく、春秋でも暑すぎないから放浪者に適したアイテム!!

超濃厚な昭和ムードに、会話も耳に入らないほど、画面の隅から隅まで絵に見入ってしまいました。同じ言語で同じ国なのにすごい異世界感でたまらん。

放浪者の滝(小林旭)と、港町のマフィアが絡んでいくよくある感じのストーリーで捻りも深みもあまりないけど、演出が魅力的で面白く観れたしラストは泣いた。

浅丘ルリ子の衝撃の可愛さ!!!寅さんでしか観たことがなかったら、若い時にここまで美しかったとは知らなかった。10代かな?たぶん可愛さでは世界一。お嬢様役だから衣装も夢のような可憐さでもう120億点。あの喪服ワンピース素敵だったなぁ…。
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