ロールシャッハ

桐島、部活やめるってよのロールシャッハのレビュー・感想・評価

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)
3.9
だから結局、できるやつは何でもできるし、できないやつは何もできないってだけの話だろ

東出が演じる菊池宏樹みたいな器用貧乏が学生時代にいて、部活をやらず何で友達と遊んでるんだろうと思って、それと重なりました。
本気で何かをやる意味を見出せてないか、ある程度の人生を悟ってるのかなと。

菊池がリスペクトする桐島って一体どんな奴か凄く気になるのですが、色んな方が言われてるように、ゴドーを待ちながらのごとく、神(ゴッド)的な存在なので憧れの対象でしかなく出てこないのは凄く良かった。

菊池の言葉が人生の中でリフレインしてくるのだ。
だからこそ不器用な自分にとって、前田(神木隆之介)が映画を撮ってるのを観た時、自分も涙が出るからひとつの趣味は大切にしようって思った。

憧れて完璧にも思える人は居ていいし、見本にしていい。でも、それだけじゃ楽しくないじゃん?無駄かもしれないけど人間ひとりひとり違うから、個性を出して行こうよ!って思った。
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