ずっとずっと観たかったのだが配信に上がらず、気付けば12年も経っていた。アマプラのいいところは、見放題に上がっていなくてもマイリストに登録出来ること。今日ふっとチェックしたら上がってるではないか！！
完全に勘違いしていたこと。
・コメディではなかった
・神木＝桐島ではなかった
以下ネタバレ感想
まずは今活躍している俳優だらけでビックリした。特にその初々しさに驚いたのは、鈴木、浅香、松岡。松岡に至っては、映画のだいぶ後半になるまでわからなかった。
ドラフトが終わるまで。
おいおいキャプテン、笑っちゃうよ、でも笑えない青春。うまくいってるヤツもそうじゃないヤツも、皆んな悶々とした何かを抱えてる。決して交わらなそうなヤツらが、たった一つの「桐島の退部」という事件で化学反応が起こる様を描き、鬱蒼とした気持ちをぶちまけたシーンをホラー撮影と絡めたクライマックスが面白かった。
自分の高校時代を振り返る。当時はスクールカーストなる言葉はなかったが、どちらかと言われれば目立つ方だった。何者にもなれる、何者にもなれぬ。葛藤もあったが一番楽しかった3年間。本作を観ると、何者にもなれていない自分をまざまざと突きつけられるわけだが、今も仲良い友人に感謝している。
