これがあの噂の「桐島」か!
爽快であるけど、哀しくもあり、
閉塞感でみんなもがいているけれど、ラストは突き抜けてもいる。
青春なんて言葉はちょっとダサいかもしれないけど、
この多色感こそがこの映画の描く青春だと思うし、私たちは、それに惹かれていくのだ。
本当に素晴らしい!
後半になって、一気にくる感じ。
映画のカタルシスを完全に熟知している作り手のクオリティの高さ。
ただ、見逃していることも多いので、再見したい。
原作本も読んだけど、 映画作品の方が、本作のテーマをしっかり伝えている気がした。
「不在の存在」
「同時進行している時間の多義性」
みたいなものを、映画的な特長を最大限生かして、さらに普遍的なグレードまでを高めてる吉田大三、ただもんじゃないぞ!
若い人にも、
元若かった人にも絶対オススメの一本!