まず、絵が豪華すぎる。
すき俳優が何人も出てきてあせる。
桐島が部活を辞めることに振り回される学生と
部活をとにかくがんばる学生。と、その間で揺れる学生。
その誰もが正しく健全で平等にちっぽけで。
だからこそ青春は切ないのかも、なんて思ったり思わなかったり。
あんな映画の上映でたまたまクラスのオタク男子に会っちゃったら気まずすぎる。
しかしその逆はとても特別で、人生の中でそれよりも大切な思い出なんてできないんじゃないかって錯覚するような
きっと何年経っても思い出すような出来事で。
この映画はそういうものの連続だった。
きっと吹部のあの子はあの日の演奏を忘れないだろうし、ひろきはもうあのキスを忘れているし、多分さなは吹部の子の顔を一生忘れない。
部活にがっつり打ち込んで童貞か
遊びまくってヤリチンか
どっちがいい?て聞かれても普通にどっちも嫌だしくだらないけど
将来のためでもないことに全力になれることは決して間違いなんかじゃないんだ。
それが映画だろうがバレーだろうが桐島だろうが恋愛だろうが野球だろうがなんだろうがね。
大人になった私が忘れてしまった、必要のない物も今の私につながっている。そういった物も含めて私を作っていると思い出させてくれたきっと一生忘れない、大切な思い出。