2016年11月21日 アマゾンプライム
『少年は残酷な弓を射る』
監督、リン・ラムジー。
難しいですね。
息子の屈折した愛情?
母が嫌い、ずーーーっと嫌い、
でも、切り離せない、母だけを見ている、本心は誰よりも好き・・・?なのか。
何故切り離せないのか?
それは赤色が示す、血。血縁関係。
母と息子の血の繋がりは切り離せない。・・・でしょうか。
若い頃活躍をしていた女性、長い髪の頃。
結婚をした。まだ夫婦二人でいたかった。
しかし、子供ができた。子育てに専念、髪が短い頃。
子供が好きになれない、子供は私に意地悪をする、逆らってばかり、と。
旦那様のことを、息子の前で「ブタ」と言ってみたり。
悪いことが起こると、長男がやった、誰が信じなくても長男がやった、と。
親は、特に母親は、どんなことがあっても、自分が生んだ子供の、
誰よりも一番の味方ではないですかね。
その母親の裏切ることのない真っ直ぐな愛情があってこそ、
子供は一時期不安定でも立ち直りができるのでは。
伏せた目から少し顔をあげて上目使いに母を見る、
口元に微かなニヤリとした笑みを浮かべて……
そのような場面が何度か繰り返しありました。
息子役のエズラ・ミラーさんの存在が際立っていて、
そのシーンにも、更に色白の肌、赤い唇、黒髪、
細身の体型なども合わせて、美少年っぷりが表現されていました。