Yukiko

少年は残酷な弓を射るのYukikoのレビュー・感想・評価

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)
3.5
2016年11月21日  アマゾンプライム
『少年は残酷な弓を射る』
監督、リン・ラムジー。


難しいですね。
息子の屈折した愛情? 
母が嫌い、ずーーーっと嫌い、
でも、切り離せない、母だけを見ている、本心は誰よりも好き・・・?なのか。


何故切り離せないのか?
それは赤色が示す、血。血縁関係。
母と息子の血の繋がりは切り離せない。・・・でしょうか。


若い頃活躍をしていた女性、長い髪の頃。
結婚をした。まだ夫婦二人でいたかった。


しかし、子供ができた。子育てに専念、髪が短い頃。
子供が好きになれない、子供は私に意地悪をする、逆らってばかり、と。
旦那様のことを、息子の前で「ブタ」と言ってみたり。
悪いことが起こると、長男がやった、誰が信じなくても長男がやった、と。


親は、特に母親は、どんなことがあっても、自分が生んだ子供の、
誰よりも一番の味方ではないですかね。
その母親の裏切ることのない真っ直ぐな愛情があってこそ、
子供は一時期不安定でも立ち直りができるのでは。


伏せた目から少し顔をあげて上目使いに母を見る、
口元に微かなニヤリとした笑みを浮かべて……
そのような場面が何度か繰り返しありました。
息子役のエズラ・ミラーさんの存在が際立っていて、
そのシーンにも、更に色白の肌、赤い唇、黒髪、
細身の体型なども合わせて、美少年っぷりが表現されていました。
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