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少年は残酷な弓を射るのKaitoのレビュー・感想・評価

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)
3.0
前半の殆どが何のことやら全くわからずに進んでいくので飽きる。

後半、回収というか逆回しのような感じで前半の話と繋がっていくけど、前半が謎すぎてそこまで集中力保てないですわ。。。
という事で、配信の強みを生かして前半だけ2回見た。

こういう構成は苦手だし疲れるし、不安感などを演出するのにはいいと思うけど、それ以外に何の効果あんの?といつも思ってしまう。疲れるだけ。動画だから見直せて良かったものの、映画館で見たら訳がわからず、クソみたいな評価になっていたと思う。

見直さずに見た直後の感想は、子育てや親子愛の物語ではなくて、ダミアン的な悪魔の子みたいな話でホラーかと思った。

見直した後でも多少こういう感じの感想は残っている。

最終的な感想は、自由奔放で満ち足りた生活から子供が出来て「しまって」子供に縛られて自分の思うような生活ができなくなり、素直に愛情を注げない。それを子供が敏感に受け止めて鏡のように反射していただけ。というのを見せたいんでしょ?って感想。
うまく言えないけど、上記のように見せるにしては、幼少の頃の鋭くて小賢しすぎる反抗やオナニーシーンなど狂気すぎる表現がありすぎて素直に愛情の裏返しだとは思いにくい。子供の皮を被ったキチガイの大人、悪魔のような感じ。

逆に悪魔的な子供でホラー映画的に見たほうがしっくりくる事が多い。

少なくとも子育て大変とか、悪魔の子供とかそういうわかりやすい物語ではなさそうという感じ。












・何故夫を憎まなかったのか
・なぜあれ程のキチガイ子供を受け容れようと我慢しているのか
・母親は精神崩壊しそうだがただ我慢し続けるだけでハンパない精神力(←コレも非現実的すぎてホラー感ある)
・ライチの目玉感
・爪を噛み切るのは何なのかわからなかった
・少年になってからの反抗、食事の場面などは、普通の反抗期的すぎて、幼少期の狂気さがなく、これもまた理解するのに混乱した
・子供に愛情を注げないという場面が少なすぎて非常にわかりにくい
・ママは朝起きるたびにフランスに行きたいの!と言っている場面を夫に見られて、多分見られた事によってより強く罪悪感が増した?
・そういう事がほかにもあってその罪悪感を背負って耐えているのか
・同僚からも冷たく扱われるのは、子供の犯罪がバレたから?気取った感じや格好で面接に来たから?
・中盤ケヴィンがテレビ?ビデオ?でテレビは何見てるかとか喋ってるの何?
・スナッフルズ(ハムスター🐹?)はケヴィンが洗面所に流した?
・排水管の溶剤でそれを流したのはわかったが、何故その溶剤でセリアが失明したのか全くわからない

2018-43
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