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ピエロの赤い鼻
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目次

ピエロの赤い鼻の作品紹介

ピエロの赤い鼻のあらすじ

ミシェル・カンによる小説を『クリクリのいた夏』のジャン・ベッケル監督により映画化。ドイツ占領下のフランスが舞台。小学校教師のジャックが毎週日曜に赤い鼻をつけたピエロになる理由から切ない戦争体験を描く。

ピエロの赤い鼻の監督

ピエロの赤い鼻の出演者

原題
EFFROYABLES JARDINS
製作年
2003年
製作国
フランス
上映時間
95分
ジャンル
ドラマ

『ピエロの赤い鼻』に投稿された感想・評価

中古DVD良作発掘作品‼️
「クリクリといた夏」「画家と庭師のカンパーニュ」とほのぼの+癒しのジャン・ベッケル監督作品の第三弾レビュー‼️
…だけど今回はちょっと一味違う戦争物💦

🤡あらすじ
1960年代のとあるフランスの田舎町。小学校教師のジャックは、毎週日曜日になると、赤い鼻をつけたピエロとなり、町の人々を笑わせるのが日課となっていた。
14歳になる息子リュシアンは、父が笑われる姿がいやでたまらなかった…。
やりきれない気持ちのリュシアンにジャックの古くからの親友アンドレはジャックがピエロになる本当の理由をリュシアンに語る…。
それは美しくも悲しいドイツ占領下の記憶だった...。

戦時中に軽はずみな罪を起こしたジャックとアンドレ…。
そして他に巻き込まれた二人ティエリーとエイミール。
24時間以内に犯人として名乗り出ないと全員処刑されるという絶望の中、希望の光となった二人…。
その一人が赤い鼻を持っていたピエロだったという…。

🤡感想
戦争の悲惨さ、悲しさが込められているのに、コミカル・ユーモアも含まれているという不思議な作品…。
少し違いますが、名作“ライフ・イズ・ビューティフル”に通じる物を感じます。

命を簡単に奪われる残酷な戦争時代での二人の勇姿…。
一人は絶望的な時でも笑いを思い出させ、励ましてくれた心優しい元ピエロのドイツ兵ベルント(ピエロの時はゾゾ)。
もう一人は事件に巻き込まれながらも、他人の為に勇気の意志を貫く老夫婦の主人。

ジャックとアンドレは軽はずみな行動とはいえ、起こした罪の影響で儚く散った命がある事は事実…。
(そういう意味ではコミカルさのバランスとして、若干軽すぎる部分には少し疑問を持ってしまう所もあり、そこは賛否があるかも💦)

たった短い時間と出会いなのに、勇気と優しさで救われた命…。
そして十字架を背負った彼らへの赦し…。
“生きていれば、希望がある事”…人生で大切な事を教えてくれた一筋の光ある言葉…。

勇気を讃え、受け継がれた意志かの様に一部は贖罪としてジャックがピエロに扮し、周りを笑顔にしていく…。
まるで悲惨な戦争と悲劇が二度と起きない事を訴える様な…忘れさせる様な笑顔に…。

結局、根本的な原因は戦争…。
ジャックとアンドレが起こした事件が無くても、周りは戦争に絶望していたのは事実…。
それは表は笑顔でも裏は哀しみを秘めた様なまるでピエロ…。
戦争はいかに無意味で残酷か…。
戦争の無い、大切な感情の“笑い”ある世界を願いたいと観終わってから思いました…。

生と死について深く考えさせられるテーマをたった90分程で込められたのは流石です✨✨

追伸
年齢設定にも疑問ありますが、あえてツッコミません💦(。ŏ﹏ŏ)
あのキャストだからこそ、成り立つのかとも思いました。

🤡救いの歌
途中で小さなアコーディオンを持って歌い、エンドロールにも流れるレトロな歌、シャルル・トレネの“よろこびの歌”。

一部和訳歌詞です。

心が弾む こんにちわ ツバメたち

屋根の上に広がる空は喜びに輝く

路地には太陽が降り注ぎ 心も明るく

世界は喜びに包まれてる

いつも僕の胸はときめき 揺れ動く

何かに連れてやってくるのは愛

それは愛 こんにちわ お嬢さん

世界は喜びに包まれてる

本作みたいな戦争映画とは掛け離れた賑やかな曲ながらも、本作だからこそよりグッと安らげる様な曲とも感じました✨✨

🤡キャスト
ジャック役のジャック・ヴィルレ(クリクリのいた夏、奇人たちの晩餐会)
アンドレ役のアンドレ・デュソリエ(ミック・マック、美女と野獣(フランス版)、ロングエンゲージメント)
ティエリー役のティエリー・レルミット(奇人たちの晩餐会、メルシー❗人生)
役のブノワ・マジメル(ピアニスト、クリムゾン・リバー2)等。

寓意に満ちた名作。

沁みた〜

映画館で観た後、珍しくDVD購入したという思い出あり(どこにしまっちゃたかなぁ)。

ミシェル・カンの世界的ベストセラー小説が原作。

邦訳では、映画に合わせて『ピエロの赤い鼻』の題名で出版されてます。

投稿数とご覧になった方が比例するとしたら、意外に視聴者は少ない作品なのですね。


1960年代、フランスのある田舎町が舞台。

小学校教師のジャック(ジャック・ヴィユレ)は、毎週日曜日、赤い鼻をつけたピエロになって、地元の観客を楽しませ、笑わせる。

14歳になる息子のリュシアン(ダミアン・ジュイユロ)は、そんな父親を好きになれない。

父親がピエロに扮して、みんなの笑いの的になっているのがダサいから。

仏頂面が消えないリュシアンに声をかけたのは、ジャックの親友アンドレ(アンドレ・リュソリエ)だった。

アンドレは、なぜジャックが赤い鼻をつけたピエロになったのかを、リュシアンに語りかける。

語りは、ドイツ占領下のフランス、第二世界大戦末期にさかのぼる…
のんchan

のんchanの感想・評価

3.5
ジャケに惹かれていたが、フィル友さん達の評価がキッパリと分かれているのも気になり、自分の感じ方を確認したかった。

戦争映画🪖は心して多くの作品を観てきた私。過去の事実をしっかと知りたい思いが故です。
しかし、これはフィクション。戦争、人の死を寓話化しているので、ファンタジー好きな方には向いているかな?

監督は『クリクリのいた夏』『画家と庭師とカンパーニュ』等の名匠ジャン・ベッケル。因みにその父親は『穴』等の名匠ジャック・ベッケル。
特典映像の話を出すと、監督は父親を尊敬し、蟠りなど一切なく良い関係だったそうで、この作品で助手をした実の息子とも良い関係とのこと。とにかく優しいお人柄を感じた。
そんな優しい人間が、戦争の悲哀をユーモラスで心温まる仕上がりにしているので、正直、戦争ものとしてのスコアは上がりません。
ただ、この内容は父子の物語として観る分には理解出来ます。


1960年代フランス。小学校の教師でありながら、毎週日曜日にはピエロ🤡の装いをして街中の人々を笑わせるジャック(ジャック・ヴィルレ)。そんな父親の姿が気に入らない反抗期の息子に、ジャックの親友アンドレ(アンドレ・デュゾリエ)が、なぜジャックがピエロになったかの理由を語り始める...
それはドイツ占領下のフランスでジャックとアンドレが経験した秘密があり、悲惨な中でも助けてくれた2人の男の死を追悼する気持ちがあるからだと知る...

笑いから急転悲劇へ、そして想い出を辿って現代に生きる息子の胸に新たな父親への尊敬心が芽生えるまで。

脇役はティエリー・レルミット、ブノワ・マジメル、シュザンヌ・フロン、イザベル・カンドリエ等のベテランキャストたちも悪くない✨
しかし、2人の罪のない人間が亡くなった経緯。その後、平和に生きている父親と親友の姿が自分の中では納得いくものではなかった🤔

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