ザシネマメンバーズ台湾映画特集にて鑑賞。
冒頭から、大雨の中、金庫泥棒、ゴキブリ生け捕り、排水溝の逆流で水浸しになった部屋、自慰、と鬱屈したイメージが次々と出てきて、ベースブンブンのオープニング。
それを裂くようなバイクの疾駆、ミラー割りとその復讐で一時心が晴れるけど、根っこの蟠りは消えない。
後半は、それらすべてが因果応報的に跳ね返ってきて、どこへいけばいいかわからず抱き合う男女。
ラストでテレクラの電話を取らなかったのは、人とのつながりを拒んで孤立を深めるということなのか。
切ないが、それもまた青春か。
4Fで止まるエレベーターが良かった。