運命とは…。
そう考えさせられる映画だった。
同じ「生きる」でも
こんな切ない生き方は
自分に置き換えたら絶対に無理だ。
最初から「提供用」と運命が決められて
産まれきた子供達。
まさにクローン…モルモット…
施設の中でしっかりと健康管理、そして
徹底した教育方針によるいわば洗脳。
幼き頃に宿命を背負わされる子供達の笑顔が本当に切なかった。
人を生かす為に犠牲になる生命。
提供される側と提供する側の生命に
なんの違いがあるのだろう…
怒ったり泣いたり大笑いしたり、
恋をしたり、
普通の事をしても
彼らの未来は数年後にはもう終わってしまうと分かっている残酷な未来…
自分だったら全てを投げ出して
逃亡を図るだろう。間違いなく。
彼らは幼き頃の教え(洗脳とも言える)によってその宿命を全うする。
なんとも言えない心えぐられる映画だった。
命の重さに違いは無い。
自分達が食べる牛や豚、鳥や魚も同じと思うともっと感謝して食事をしようと思ったな…