にひみ

カンフー・パンダのにひみのレビュー・感想・評価

カンフー・パンダ(2007年製作の映画)
4.4
小さい頃に鑑賞し、めちゃくちゃ面白かった記憶がある。大人になった今でも楽しめるのかという疑問から衝動的に鑑賞。

相変わらずめちゃくちゃ面白かった。
15年前の作品とはとても思えない繊細かつ大胆、スピード感溢れるCG。90分という短さもあるが、とてつもなく観やすい映画である。

ポーの成長だけではなく、師匠であるシーフー老師の成長も描いているところが素晴らしい。2人の掛け合いも面白く、それでいて可愛い。
また、主人公であるポーは終始楽しそうである。直接的には描かれていないが「楽しんでいる奴が1番強い」と言うメッセージを我々に伝えてくれる。

本作の肝であるアクションシーンについてだが、マジで完璧に近い。タイトル通りカンフーで戦うのだが、アクションのレパートリー数がエグい。毎回「そんな戦い方するの!?」と驚かされる。中にはふざけすぎなアクションシーンもあるがそこも含めて愛嬌のある作品だ。
音もバチバチにハマっていて素晴らしい。目を閉じていてもどんな攻撃をしたのか、されたのかがわかる。

上で、ふざけすぎなアクションシーンが良いと書いたが、マジでずーっとふざけている。シャワーのようにギャグを浴び尽くす。
そのギャグの1つ1つが子供から大人までしっかり笑えるのだから驚きだ。

ほとんど非の打ち所がない作品だと感じた。これこそがエンタメだと。
90分と、ただでさえ観やすいのに内容も飽きずに最後まで楽しめるため、色んな人にオススメしたい。
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