80年代の無茶苦茶なアニメの最高峰。こんな馬鹿馬鹿しいアニメある?
昨今は映像文化も「やれポリコレ」だ、やれ「国際基準だ」とうるさくなり、一方で自由な作品の為のガラパゴス化を推奨する意見が現れたり。
しかし、今作やプロジェクトA子などの80年代OVAの系譜の作品を見ると、反ポリコレ派の意見も判らんでは無いと思ってしまう。
物語は…って言う程にストーリー性がある訳でも無いのだが(笑)
ゴキブリと人間の融合したバイオ生命体として生み出された茶羽顔八が赴任して来た帝王学園。
白鳥雛子が番長として支配する学園を制圧。
雛子がブルマーである弱点を攻められ(!)一時敗退するが、反撃に。遺伝子博士狩魔無礼がスパイダーマンとして(!)助っ人に入り、二人で茶羽を倒す…。って何だこの話。
とにかく前編通してブルマー推しが濃ゆい。頭おかC!
しかしテラフォーマーズよりも早くゴキ人間を出しているのは先見の明があった!のかな?
茶羽の声が竹中直人なのだが、これがノリノリで最高!低・高使い分ける声幅の広さとギャグセンスが、この作品の馬鹿馬鹿しさに良い塩梅に拍車をかけてる。巫山戯たものを大マジメに演じる姿勢が大事。
他の声優も豪華だし、何より思いの外に作画がレベル高い。言うても芦田豊男だもんな。
今作も未だDVD化ならず。文化遺産として次世代に継ぐべき尖ったアニメだ。