なんのためにうまれて…
なんのためにいきるのか…
こたえられないなんて…そんなのは……
いやだ！
アンパンマンといえばこの曲、この曲と言えばアンパンマン…。アンパンマンを代表する曲の一つをテーマとした一作。アンパンマンの核に迫る作品を全く知らずに生きていたことに今気づけてよかったな。
私は初めてアンパンマンの涙をみたしはじめてアンパンマンという作品で、私たちの世界でいう”死"をみた…。
いのちの星に生命をもらった人形のドーリィちゃん。ドーリィちゃんは開始10分、20分でなんのためにいきてるのか、その答えを出す。それは、自分の人生を楽しむために生きる、とのこと。最初は天真爛漫な姿が可愛らしく映し出されるのだが、次第に学校の友達とは距離があき、楽しいことだけをしているはずなのにつまらない毎日に気づく。さらに追いうちをかけるように、いのちの星が消えかかっている現状に不安を覚えてしまう…。
「誰かを助けるために生まれてきた」というアンパンマンをドーリィちゃんは偽善と言う。そんなドーリィちゃんが最後選んだ行動とセリフに号泣…。まさかアンパンマンでこんな話がみれるとはな…。あとロールパンナちゃんが出てくるって知らなくて…正直なんで出た？？って感じなんですけど、ドーリィちゃんがアンパンマンの生きる意味に疑問や懸念をぶつけると、ロールパンナちゃんが、「アンパンマンは誰かのために生きることをできる人。私にはできないけど」っていうニュアンスのことを言っていて…。メロンパンナちゃんだけがロールパンナちゃんにとって大切だからこその言葉だけど、今までアンパンマンたちを助けて、アンパンマンに助けられてって関係を続けているロールパンナちゃんだからこその言葉がずっしりきた。人が集まる場所は眩しいというロールパンナちゃん…ウォアお好き…。
正直最後は、蛇足だったかなって感じもしたけど、とてもよかったです。
